2019年4月1日月曜日

ステーキの感想 A-004,B-004,C-004

こんにちは。カードです。(カードという筆者が書いている)
今回は、俳句投稿サイト、街のステーキ屋さんの感想を書きます。

ステーキの感想です(概ねをかなり失う)

A-005 は、雨の花見の画像でした。
要素を詰め込んだとはいえ、「ネガティブ」寄りの出来事であるため、
季語の取り扱いのバランスが難しかったと感じます。作品を振り返ります。

妖怪きのこさん / 春時雨話しかけられてしまった
春時雨で状況描写をした上で、話しかけられてしまったという口語だけで
人物描写と、展開描写をしっかりできているという、やっぱお上手…
話しかけられてしまった、とだけである程度、無配慮なany人物と、ナイーブなme人物が見えます。
話しかけられてしまった、という言葉の無言、無声っぷりから、春時雨の音も聞こえてくるようです。

かとじゅうさん / 来年も会えし桜と思ふエゴ
いいですね。桜に、今年限りという感情を載せて見る。
ちょうど有田と週刊プロレスと で、「タイガーマスクが電撃引退をした」という
エピソードを見たので、「いつまでもあると思うな」という刹那的感情に非常に共感がある

菅原パスタさん / 発つ新人背広の桜蘂ひらり
桜蘂という言葉、いいですね。新人という言葉との感情や情報的な対比が強まっています。

字引祐さん / 雨音が掻き消してゆく春ごこち
兼題画像を素直に詠み込んでいる感じの句ですが、いいですね。
言葉のバランスと、重量がすごいバランスがいいです。


B-005 は家電を使ってください、という回でした。季語は問わず。
はじめての試みでしたが、日常的に見るものを読み込みやすい感じで、
かなり楽しかったですね、これはまたやりたい
振り返る、大きく振り返って(ユーモア、壊死…)

都築つみ木さん / 海ほたる 電子レンジの喋る夢
良いですね良いですね(2良いですね)
抽象的な観念ながらも、映像が具象化されていてイメージできる
海ほたるという存在も、電子レンジと近しいような、「ぽつり」と灯った海ほたるが
電子のようで、そして「夢」という浮遊感が「海」と近づき、どこか揺蕩うような言語イメージを持たせています。

後藤さん / 亀鳴きて終末時計進みをり
これも、生き物が出てきて、電子機器との対比を映えさせていますね。
亀鳴きて、というのが季語だというのを初めて知りました。
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春ののどかな昼、あるいは朧の夜に亀の鳴く声が聞こえるような気がする。亀は実際には
鳴かないが、俳句の季語として親しまれている。
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ここで、亀という生物の長寿であるというパーソナリティと、それが鳴くという
珍しい事象が、終末時計を進ませるような出来事であるという説得力が伴っています。
かなり退廃的なイメージが漂っていて良いですね

ルンバに乗ってさん / 冷蔵庫に君の飲みさし四十九日
点を入れていなかった… いいですね。四十九日のサイズが、
すっきりと感じれる句です。呆然としていたら過ぎてしまうような、
そんな長いようで短い四十九日。冷蔵庫に無頓着になっているのも、
日常感を喪失したような弱さが仄見えていいですね。

都築つみ木さん / 死にたみをあたためている冷蔵庫
なんでしょう。具体的に読み取ろうと思えば、「冷蔵庫は比喩であり」みたいな感じで
進めることもできるのですが、この句はそういった評上にいないイメージですね
極めて言葉だけで心地よくある、というイメージの句です

火事さん / 子が離れ静かに動く洗濯機
点を入れていなかった…2。(おっ続編だ) 子が離れ、というのと
静かに動く、という状況の描き方が、「動静」の使い道として非常に良い
単独ではけたたましいような洗濯機も、子のけたたましさに比べたら、静かなものです。
静かに動く洗濯機、というのもどこか物憂げで、それでいて生活を包み込んでくれるような
どっしりとした安定感というか、不変的な強かさがあります。

フロフロ Zoom-Zoom スタジアム広島 さん / ケルヒャー?のノズル?に絡むヒヤシンス
良いですね、自分もケルヒャーの句を詠んだのですが、最初「ケルヒャーだっけ」と調べた、
正確なものを調べたんですよ。
つまり、多くの人の共通認識が「ケルヒャー?」であるというのがほぼほぼ間違いなく、
それでいて、その状況の新鮮味をこの記述で残せる、というのがめちゃくちゃ良かったです
ヒヤシンス、というしっかりとした季語が出てきたのも良かった、最後まで ? のオブジェクトで終わったら、
すわりが悪く終わってしまうが、きりっと締まりましたね

C-005 は自由律でした。自由律になると人が増えて楽しいですね、ひとたのですね(ユーモアの省エネしていてすみません)

キミテルさん / 僕の書き順は僕を繰り返す
良かったです
僕 という言葉が2回も出てくるのに、僕 という人物は出てこなくて、
あくまでも、「文字」での僕が主張を続けている。
ある意味皮肉的とも取れる言い回しが、少し感情を移入させるような役割があり、
「裏のストーリー」までを読み取ろうとまで出来る行間がありますね

泣きそうださん / 有象無象棲むでしょうけど初蛙
言葉の作りが好き 解説はできない

都築つみ木さん / 書き順は破茶滅茶 道でわらう人
道でわらう人 が好き
街で奇声をあげたりする変人は跋扈してますが、わらう人 という人物がいい
ある意味、生命活動みたいなような、そんな共感めいたものを感じます
自分も道で変人と化して、わらいたいというような心を少し思う

泣きそうださん / 接近が嫌でゴルフを選んだのに
いいですね、動機もいいし、展開も気になる

都築つみ木さん / もうやめてソメイヨシノになろうかな
ざっくばらんとした、「もうやめて」という言葉だけですが、
"説明しない良さ" というか、説明せずにばっと「もうやめて」と言い放つことで、
かなり疲れている感じが出て、厭世観がすごい出ているおります
ソメイヨシノになろうという解決提示もかなり"投げ"ており、
最終像としてもばかっぽい感じになる
極めて深刻そうな人とも取れるのですが、言葉から捉える無気力と、最終的な結論から、
「深刻ではないつぶやき」のような気軽さや、軽い自傷的な暴言みたいな感じで良い

ふり終わりました
自由律の回は、けっこう「リズム」がある句が好きで、自分はそういう句に投票している傾向がありますし、
自分もそういう句を作るように心がけています(ただ、やさし丸じゃねえか)

っつ~(投石がこめかみをかすめたときの血の出方みたいな擬音で、終わる)

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